NO89 12月11日(金) サボりに見えるけどサボりじゃないムーヴ (その2)
サボれるような研究室に入ろう。(唐突)
サボれる研究室≒楽な研究室という意味ではない。
やった分だけ研究が進んで、さっさと卒論終わらせて勉強に時間をつぎ込めるような研究室って意味。
それが傍からみたらサボってるように見える的な・・・。
下記のような研究室を探して何とか滑り込もう。
①定時制ではない。
「8時に研究室に来て20時まで研究しようなw」みたいなことを教授が設定していない、いつ行って何をやっても大丈夫な研究室を選ぼう。
定時制の研究室は良い面と悪い面がある。
良い面
・時間にキッチリしてる教授なら定時には大学を出れる。
・毎日その空間に「居る」こと自体が評価に繋がる場合がある。
悪い点
・定時の設定が厳しいと辛い。
・早く作業を終わらせても帰れない。
・定時まで残ってなきゃいけないので自然とダラダラした時間の使い方になる。
→早く終わらせても早く帰れるわけじゃないから頑張っても無駄、みたいな。
逆に定時制ではない研究室の利点、欠点を挙げると
良い面
・早朝だろうが深夜だろうが好き勝手行動できる。
→つまりさっさと課題を終わらせてしまえばあとは自由。
・成果さえ出せば半年サボろうと問題なし、成果さえ出せば。
悪い面
・複数人で研究する場合足並みを揃えにくい。
・定時制のような分かりやすい「頑張ってる感」を演出しにくいので成果出せなかった場合のカバーがしにくい。
・定時制よりもキツイ日程になる可能性もある、朝7時に来て深夜の1時にやっと帰宅とか。
②前情報で明らかな地雷臭がしない。
研究室に配属される半年くらい前から情報をガッツリ集めるのが吉。
できれば生徒間で情報を交換して大学側に気取られないのがベスト。
「過去3年くらいで留年、退学した生徒を出した研究室はどこか」
※留年、卒研で再発表、卒業延期した生徒が3~4人固まってる研究室は高確率で地雷。
※毎年のように上記のような留年、卒延生を出してる研究室も危険。
「教授がパワハラで訴えられたり研究資金の問題を抱えていないか」
「何年くらい前から居る教授か(最近配属された教授はデータ不足で安定感低い)」
「教授間で問題を起こしていないか」
「酒癖」
などなど。
大学側がやってくれる研究室紹介はマジでアテにならない。
「うちの研究室は前年度も前々年度も全員留年してます」とか「研究費を貰うために数値を偽造してます」とか「学長と教授が仲悪くて研究場所、資金、人員を回してくれない」みたいな情報は絶対に教えてくれない、教えるはずもない・・・。
縦のつながりを得るためにサークルに参加のも良いかも、先輩を上手く使って情報を得よう。
③研究の内容。
個人的に文献研究が一番楽だと思う、短期決戦を狙える。
次点で植物等の観察分析、毎日コツコツやらなきゃいけないけどその積み重ねがそのままでデータとして使えるから楽。
更に挙げると商品開発等も比較的楽な部類に入るかもしれない。
面倒な研究は「前準備に時間がかかる」「作業に時間がかかる」「まとまった時間が必要」「分析に時間がかかる」「難度が高い」「外部との連携が必要」などの要素が複数個含まれているもの。
バイオ系、患者統計、合成系などそれに該当すると思う。
「反応に丸一日かかる実験をセットして翌日の放課後に1時間くらい分析する、それをデータとしてまとめるのに1週間かかります」みたいな実験だとミスってやり直したり思ったようなデータを得られなかった場合恐ろしいほどの時間が溶ける。
逆にそこまで時間はかからないけど半日つきっきりで操作しないとダメな実験はまとまった時間を捻出できないと詰む。
薬ゼミの出張講義が来てるのに付きっ切りで操作しないと失活しちゃうから研究室を離れられないとか普通にある。
上記の複合系でメチャクチャ時間かかる上に付きっ切りで操作しないとダメ、しかも数日で失活しちゃうからまとまった時間も必要って研究だと普通の授業すら出られなくなる。
そしてその実験をもし失敗したら、恐ろしくてこれ以上は語れない・・・。
サボる、サボらないの次元じゃあない・・・。
患者数の統計みたいな外部連携が必要な研究も先方の都合によるものが大きいから先が読めない、有益なデータを得られない場合もあって怖い・・・。
3行まとめ
どんなに良い卒研作っても貰える単位は一つ。
どんなに良い卒研でも卒試、国試に受からなかったらゴミ。
環境次第で数年が無駄になる可能性があるから情報収集めっちゃ重要。